Windowsで作業するとき、単純な処理を自動化したり、ちょこっとした計算用に、なんらかのプログラミング言語が使えると便利です。
こういった用途には、JavaやC#などのコンパイラ型よりも、テキスト形式でプログラム(スクリプト)を書いてすぐ実行できるスクリプト言語が向いています。
スクリプト言語には Perl、Ruby、Python 等々がありますが、当サイトでは担当者の趣味でPython(パイソン)を使うことにします。
Windows用Pythonのインストール
Pythonは無料で配布されています。まずPythonの公式サイトから、Windows用の最新バージョンをダウンロードしましょう。
ダウンロードファイルは複数の種類がありますが、ここではご使用のWindowsのビット数に合わせて、
Windows x86-64 executable installer — 64ビット対応版
Windows x86 executable installer — 32ビット版
のどちらかを落としてください。
ダウンロードしたインストーラを起動すると、次のウィンドウが表示されます。
ここで「Install Now」をクリックするとインストールが始まります。一連の作業が終わると、次のウィンドウが表示されます。
「Close」ボタンを押すと、Pythonのインストールが完了します。
コマンドラインからPythonを実行するテスト
ここでPythonがちゃんとインストールできたか確認してみましょう。
Windowsのコマンドプロンプトを起動し、次のように 「py -V」というコマンドを入力します。Pythonのバージョンが表示されればOKです。
Microsoft Windows [Version 10.0.18363.592]
(c) 2019 Microsoft Corporation. All rights reserved.
C>py -V
Python 3.8.1
Pythonスクリプトを実行するテスト
今度はスクリプトを書いて、Pythonで実行してみます。
まずメモ帳やテキストエディタで、次のような1行だけのスクリプトファイルを作り、「hello.py」という名前で保存してください。
print("Hello world")
コマンドラインで「py hello.py」と入力すると、このスクリプトが実行されます。
C>py hello.py
Hello world
ここで「Hello world」と表示されれば、スクリプトの動作テストは成功です。
以上簡単でしたが、WindowsでPythonが使えるようになるまでの手順を説明しました。今後このコーナーでは、ちょこちょこPythonを使っていくことになるので、よろしくお願いします。
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